みなさま、ご無沙汰しています、らっくん母です♪

今年一年、みなさまはどんな一年でしたか？

我が家は、家族をひとり天国へ見送りました♡

抗がん剤、看病、骨折、介護、入院、、そして他界、

葬儀、火葬、、、

家族がいっしょになって、乗り越えなければならない場面が多く、

いろいろあったけど、ひとりひとりが良い経験ができたと思います。


とくに子どもたちにとっては、

一緒に暮らしていたおばあちゃんが「死ぬ」ということ。

これ以上の命の勉強はないですね。

頭ではわかっていても、

実際に人の体が冷たくなって、もう動かないということ。

もう、会えないということ。

その人が残したものはなんだったのだろう？

死の時より、

何ヶ月経ってから、
しみじみと心の中に湧いてきます。


さて、らっくんは、おばあちゃんの死をどんな風にとらえたのでしょうか？

なくなった６月から書き始め、9月に完成した作文を紹介します。

沖縄タイムスの作文コンクールで「優良賞」をいただきました。

ちょっと長いけど、パソコンで頑張って1人で打っていました。
よかったら、読んでください。

今年一年、皆様のおかげでこのブログを書き続けることができました。

本当にありがとうございます♡

みなさまにとって素晴らしい年が迎えられますように。

2016年12月31日　らっくん母


終業式で作文コンクールの賞状をもらいました。


おばあちゃん

「行かないで。」
ぼくが学校に行こうとすると、おばあちゃんが言ってきますが、
「行くんだよ。」
と言って、ぼくは家を出ていきます。

りょうりをすることがすきなおばあちゃん。
ぼくはおばあちゃんが作るベーコンとじゃがいものいためものがすきです。

ぼくが小さいときに、ながい間、にゅういんすることになったので、
おばあちゃんが東京からきてくれました。
それから、お母さんにかわって長い間いえのことをしてくれました。
ぼくがたいいんしてげんきになってくると、こんどはおばあちゃんが、ゴロンとしながら休んでいることが、多くなりました。

ぼくが一年生の時、びょういんのかえりにおばあちゃんが、ぼくのクラスを見にきてくれました。
おばあちゃんは、みんなを見てわらっていました。ぼくは、学校や友達を紹介することができて、うれしかったです。

今年の五月二十五日、びょういんでおばあちゃんのたん生日会をしました。お父さんとお姉ちゃんとお母さんと、ぼくとおばあちゃんのかぞく５人でした。バナナクリームケーキに七と七の数字のろうそくを二本たてました。
みんなで、たん生日のうたをうたいました。
おばあちゃんは、なにもお話しませんでした。

それから、六月六日におばあちゃんはなくなりました。おばあちゃんは、生きていっぱいがんばってきたので天国に行きました。
ぼくは、めちゃくちゃかなしかったです。
いっぱいいっぱいなきました。
おねえちゃんもないていました。

三日後、よみたんかそうばで、おばあちゃんはやかれました。
おばあちゃんにお母さんがきれいにおしゃれしてくれました。
かわいくなった　おばあちゃんのまわりに、お花をかざりました。
みんなでせんこうをあげると
「がっしょう」
と大きなこえがして、みんなでがっしょうしました。
お父さんが、オーブンのちゃっかボタンをおしました。
みんなで車の中でまちました。

ほねになったおばあちゃんを、お父さんとお母さんがつぼに入れました。おばあちゃんはちっちゃくなりました。

ちっちゃくなったおばあちゃんを、おうちにつれてかえりました。
おばあちゃんのへやに、つぼとしゃしんをおきました。
それから、線こうをいっぱいあげました。

いまぼくは、おばあちゃんのへやでおべんきょうをしています。
おばあちゃんのしゃしんに見守られながら、一人でしゅくだいをやっています。

ぼくはいしょくしてから三年たちました。
りっぱなりっぱな子どもになりました。
おばあちゃん、ぼくを見まもってください。